(9)銀河再生(元素ができる仕組み)
ブラックホールが幾千億の恒星を吸収して巨大化し、非常に長い時間をかけて、反重力素粒子にエネルギーが蓄積された後、ブラックホールは形態が維持できず膨張して銀河を再生することを前に述べました。ここではどうやってこの後、銀河が生まれるのかを説明しよう。
ブラックホールが膨張する際、さまざまな物質が放出されると思うでしょうが、放出されるのは、3種類の粒子しか存在しない。それは、陽子、電子、反重力素粒子で、陽子と電子は水素原子を構成して放出されてくる。物理学者の方々はそんなことはない、たくさんの素粒子が存在するはずだとおっしゃるでしょう。
なぜ私が3種類しかないと考えるのかというと、反重力素粒子は、エネルギーを増やす性質があるため、ブラックホールから放出された後、初めのうちはエネルギーが大きいので、数千光年、数万光年と広く拡散し、エネルギーを落としていく。
しかし、万有引力で収縮方向に動くとエネルギーは増えてくる。増え方は、収縮状態や経過時間によって、百倍、千倍、1万倍以上のエネルギーとさまざまな状態に変化すると考える。そうなると反重力素粒子は、性質が違ったさまざまな素粒子に見えてしまうと考えるからだ。
さて放出された3種類は同じ数であるが、反重力素粒子は全宇宙で陽子数×6600だろう。算出方法は、次のような結果である。
Wikipediaで調査したところ、宇宙における通常の物質が4.9%、それに対しダークマター(暗黒物質)は26.8%で、通常物質の5.5倍となる。陽子の質量は1.672622×10-24g、中性子の質量は1.674927×10-24 g、電子の質量は0.000911×10-24gである。反重力素粒子の質量をこれらの値で試算すると、中性子-(陽子+電子)=0.001394×10-24gで、陽子の1200分の1の質量となる。
したがって、全宇宙の反重力素粒子は、5.5倍×1200で陽子の6600倍存在していることになるからである。放出された反重力素粒子は、一つの陽子と多くの陽子間で往復運動するため、動きが活発である。陽子1個と電子1個で構成される水素原子は、原子2個による分子も構成される。
反重力素粒子は、陽子だけに衝突するわけではない。まれに陽子の周りにいる電子と衝突しながら陽子に衝突し、陽子は中性子に変わる。
水素分子の片側の陽子が中性子になれば、構造上水素原子の同位体ができる。中性子は反重力素粒子を取り込んでいるため、直ぐ近くの陽子に衝突して、はじく動作になろうとするが、反重力素粒子を取り込んだ構造の中性子は、はじく前に内部陽子に到達しているので、見かけの動作は、たえず陽子に接続する構造になる。言い換えると反重力でなくなり、中性子が重力素粒子の役割になる。