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おそるべし[お手伝い力]について
今回は自己肯定感をアップさせるおそるべし[お手伝い力]の二回目、[社会に出てからのこの威力]について、お話しします。
とある会社では、採用面接時に必ず、
「家でお手伝いをしたことがありますか」
という質問をするそう。
「したことがありません」
という学生は、東大卒であろうが、どんなに見た目が良かろうが、採用しないそうです。
なぜなら。仕事が良くできる人は、必ず[子どもの頃お手伝いをしていた]そう。そして仕事ができない人は、[お手伝いをしたことがない]という傾向があるそうです。
じゃあ、なぜそうなるのか?
私の考える理由は以下の通りです。
【理由その一】
お手伝いには、決まったやり方や正解はありません。なので、創意工夫の余地がたくさんあります。試行錯誤して、やり方を変えてみて、一番効率良くうまくできる方法を自分で見出す。自分で考え、工夫する癖が身に付きます。これは、子どもの頃に訓練しておかないと、大人になってからではなかなか身に付きません。
【理由その二】
特に料理などをお手伝いしていると、いくつもある作業を頭の中で段取りし、要領良く同時進行することができるようになります。みそ汁のだしを取っている間に野菜を切るとか、パスタを茹でている間にソースを作るとか。肉を最後に切って、洗い物を少なくするなど、工程を減らす工夫もできるようになります。これらは、日々訓練することにより身に付きます。
【理由その三】
お手伝いをすることで、例えばトイレ掃除の大変さがわかります。すると、できるだけ掃除をする人が困らないように、きれいに使おうと思えるようになる。コロッケを作って手間がかかることを知ることで、作ってくれた人には心から「ありがとう」と言える。いろんな人の立場に立つことで、その人への思いやり、理解が深まり、感謝できます。