ホテルの部屋

(日本の大手旅行会社でホテル、タクシー、など用意してもらったのでトラブルなく着いた。)

弥生は思案していた。

さて、まずは街になれることだなぁ、地図と各国大使館の位置、観光スポットは置いといて、そうそう、ガネーシャ祭、ガネーシュだったんだね、ガネーシュフェスティバルが地方によって、規模の違いがすごいな。うんうん、なるほど、派手で長期間の祭りは、お金持ち地域ってことね…。

うむうむ、ヒンドゥー教の神様 だから ね。

あと、カースト制度 ね…。

戒律や身分制度は厳しそうだ。

陽子は、よく、木をみて森を見ず、なんて口癖のように、つぶやいていたっけなぁ。そっか、ガネーシュは、単にインドを指しているんだね。

で、森はと言うと…。

ヒマラヤ、ん、山々だね、ヒマラヤと言えば、うんうん、聖者ってとこか…。

陽子は聖者について研究していたんだね、きっと、インド哲学だね、

いや、ヨーガだね、聖者だね。

哲学の限界を超えるには 聖者しかないじゃないか、

西洋の門を叩いた聖者はいないかなぁ。

おっ、いたいた、ヨガナンダ……。

もう亡くなっているから、他は、たしか、ヌチドゥという大聖者か。

他にもたくさんの聖者はいるのだけれども、陽子が興味を持ちそうな聖者はというと、なになに、ヌチドゥって何世代にも渡って受け継がれているんだ。弟子がたくさんいるってことかなぁ…?

1700年前(他説に1万年前とも言われている)に誕生したのか、滅多に人の前には現れず、ごく限られた弟子たちに教えを伝授、役割的には聖者たちのバックアップ的な、か、

意識エネルギーになったり、肉体を自由に変えたり、肉体への出入りが自由にできたり。と、すっごい! そんなことができるのかしらん、

!!!

宇宙系なのだな、宇宙と地球を繋ぐ系だなぁ…。

もはやここまでくると、人を超越している。 

! そっか、生きながらも、人を超越しているから、陽子は興味を持ったんだ! 

会いたいな!

どうすれば会えるのかな?

相手は、意識エネルギーになったり、肉体を自由に出入りできるんでしょ、

無理でしょ、そんな人を探すなんて…。