遺産相続に向けて…解約・名義変更手続きをするための書類の準備
1.銀行の窓口で手続きをする前に確認しておく
手続きパターンの分類
解約等をするときの手続きのパターンは(図1)のような分類になります。該当する場合は準備しておきます。
この(ア)~(キ)のパターンの中で、各銀行で指定される様式の書類について添付書類を添えて提出することになります。この中で通常のケースとして多いのは(ア)(イ)(ウ)になります。
2.相続届様式の記入の仕方
代表的な場合(ア)(イ)(ウ)における記入の仕方
パターン(ア)の場合
【遺産分割協議書がなく、遺言書もない場合】
銀行の相続届様式に相続人全員が署名・押印(実印)する必要があります。各相続人全員が印鑑証明書どおりの住所・氏名で直筆します。被相続人の住所欄は銀行届出上の住所と現在の住民票上の住所が異なる場合があるので、空欄にしておいて窓口で確認のうえ記入するようにしてください。
払戻金を相続人代表者口座にまとめて振り込み後に分配するか、各相続人ごと分割して振り込みするか、名義変更をするなら誰の名義にするか検討が必要になります。
必ず用紙をもらうときに記入の仕方を銀行担当者に確認しておきます。