メンバーを励まし、動機付けできる環境を構築する
目標達成および課題解決のためにメンバーの強化・育成を行っている。また、育成のための場をあらゆるチャネルを使って探し出し、メンバーに提供している。
どんなレベルのメンバーにも目標達成に対するオーナーシップと責任を持ってもらうように動機付けしている。定期的にフィードバックを提供し、メンバーやチームの生産性あるいは能力の向上を図っている。
役割、責任を明確に定義し、メンバーが理解しているか、また腹落ちしているか確認して、必要に応じて理解を醸成するための行動を起こしている。
メンバーの支援要請に対し、タイムリーにアクションしている。自分の家族や友人、大事な人との関係を考えてみてほしい。1年に何回励ます機会があるだろうか。ほとんどないという方もいるであろう。
人は意識していないと、他人を勇気づける行動をとらない。だから、習慣化させることが重要である。
しかし、励まされる、応援されるという機会に乏しいメンバーからすると、裏があるのではないだろうか?という逆の意味での疑問が湧いてくる。
特に日本人はできて当たり前だと思ってしまう傾向が強いかもしれない。また、大したことでもないのに、いつでも励まされると、行き過ぎると、うるさいのである。余計なお世話になってしまうのである。並大抵のことではできない。
常にメンバーのパフォーマンスに目を光らせていなければ、タイムリーに感謝の言葉を伝えたり、普段との違いに気づいたりすることはできないだろう。
実はよくメンバーを観察している、他者からもメンバーのことについて教えてもらえるようなネットワークだったり、メンバーの動きを常に把握できる仕組みを構築していないとできないことだったりする。
人に興味をもって、よく観察して、効果的なアプローチで動機付けできる人は、間違いなく論理的な問題解決も得意だと思う。