“Hey, you guys should come to Japan.I’ll show y’all(=you all)around.(ねえ、みんな日本に来なよ。私が案内してあげる)”
“Oh, yeah? How much is the ticket?(え、ホントかよ? 日本までいくら?)”
“It depends on the season…….(時季によって違うけど……)”
“You buy me a ticket?(俺にチケット買ってくれる?)”ドランクがからかうように言った。
“What? Oh, hell no! You should get it by yourself.(何? 絶対ヤダ! そんなの自分で買いな)”
“Yo, she cursed me! Yo heard that?(オイ、彼女、俺のことなじったぜ! いまの聞いたか?)”ツインズがすかさず答える。
“Yeah, she said“Hell no”...she cursed,yo. (ああ、聞いたぜ。彼女、“Hell no”って言ったぜ……彼女、なじったよな)”
スキンヘッド、チャビ、ドレッド、チョコレート、ツインズ、ドランク。彼らの大きな笑い声は悲しみを吹き飛ばすかのように夜の公園に響き渡った。
「ねぇ、なんでみんなさぁ、“ni**a”って呼び合うの?」私はチャビに尋ねた。
「いいか? “ni**er”は軽蔑的だけど、俺たちが使っているのは、“ni**er”じゃなくて“ni**a”なんだ。わかるか? ブラザー同士が親しみを込めて“ni**a”って呼び合うんだ」