エッセイ 『プレナイト[人気連載ピックアップ]』 【第6回】 天乃 神龕 集中治療室には、変わり果てた夫の姿があった。声をかける私に、肩を揺らして笑ってみせた夫。その笑顔に胸が張り裂けそうになり… 【前回記事を読む】仕事から帰らない夫。携帯には、知らない番号からの何十件もの通知…胸騒ぎがする中折り返すと、その相手はまさかの…ともに永遠に道中では、ドクターヘリの搬送の時点でなんとなくもう元の体には戻らないことくらいは理解していた。低酸素血症なのか高次脳機能障害なのか……。人工心肺でも付けているのか、もしくは蘇生中なのか。まだ小学2年の長男と年長の次男になんと説明したらいいんだろうか。まだ歩け…
小説 『岬 下巻』 【第6回】 まつはじめ 今の日本人というのは、自分の言ったことに責任を取らない、取らないどころか感じることさえない。責任回避ばかりで… 【前回の記事を読む】「担当者が変わるなら、取引をやめる」と言われ、契約解除。会社は倒産寸前…借金の弁済額もなんとか捻出するが——「鹿児島第一銀行って、今更何を言い出すのでしょうね。今まで、会長には何も言わないでおいて、こんな事態になったからと、会長の追加保証を求めるなんて何を考えているのでしょうか。自行の審査能力の乏しさを言っているようなものだと分からないのでしょうかね。鹿児島第一銀行から出向し…