飲食用品工作例 快菜箸 「夢は?」
箸の中央部にある二本の細い棒は箸置き用の柄で、重心が根元側にありますからどこに置いても箸の先端が浮くようになっています。この快菜箸は三つの使い方が出来ます。
一つは、右の写真のように先の閉じた細長板の形のままで使う方法です。普通にかき混ぜることが出来ます。その他、先端でフライパンを擦れば料理後の汚れをかきおとすことも出来ます。
もう一つ、この快菜箸は上下の板の先を軽くずらすことが出来て、そのままの形を維持出来ますから、しゃもじのように使うことも出来ます。その様子を次の写真に示します。開く角度はかなり自由に変えられます。
残りの一つは、箸やトングでは出来ない使い方が安定した力でものをつまめる機能です。この快菜箸では、根元の端を持って軽く握るようにすると先が開きますから、ものが掴めます。そこで指の力を抜くとつまんだままの状態に出来ます。
つまむ力は弱くて安定していますから、目玉焼きをフライパンから皿に移す時等には至って便利に使えます。つまむ力も適切で卵の白味が切れるようなことはありません。
このつまみ機能を時々使うと、野菜や肉などを撹拌しながらの炒め作業が楽になります。トング的使用例を次の2枚の写真で示します。