断熱グラスホルダー

レストランやカフェに行くと、結露をしない、透明で倒れ難く、しかも丈夫なグラスがあると良いのになあと思うことが、特に夏にはままあります。

一々コースターとグラスをペアで使うのは面倒ですし、無ければテーブルが濡れてしまいます。紙コップでは見た目も良くないし、何とかならないものかと思います。

夏だけでなく冬でも、倒れにくくて中身が見え、しかもカップを持つ手が熱くならないコーヒーカップがないものかと思うことがあります。

自分が欲しいものは、ちゃんとしたコーヒーカップとガラス製コップの中間にある使い易いカップあるいはグラスでしょうか。

家でデスクワークをしながら、コーヒーを飲む時はもう少し量が入り、中身の量が分かる透明なカップが良いなと時々思いますが、そのようなものです。

そんなものを作ってくれる暇人はいないと思われ、市中で見かけることはありません。欲しければ自分で作れということなのでしょう。

夢は?

当然、普通のグラスを使った弄り験から始まる訳ですが、グラスは買わざるを得ないので、それを除いた部品費がワンコイン以内に納まる様狙いを定めてものつくりに挑みました。

夢は、断熱性が高くて夏でも冬でも不都合なく使えるグラスホルダーの実現ということになります。

考えているうちに、外剛内柔の逆である内剛外柔、すなわち剛を内のグラスにし柔を外のペットボトルにするという案に思い付きました。

直ちにコンビニエンス・ストアに行ってペットボトルを求め、自分の気に入っているグラスと一緒に出来ないかを試しました。弄り験を行ううちに、切ったペットボトルにグラスを上手くはめ込めるサイズのものがあることが分かりました。

そしてそれを逆様にするとアルミ製の土台を追加することでワイングラス形が作れることも分かりました。この考えがある程度まとまって形を成した後、全く別の、よりシンプルなモデル、つまりコースター付きグラスを思い付きました。

結局、二種の気に入ったものが出来た訳です。

次に、シンプルな方から説明したいと思います。