これはある程度機能したのですが、全体が柔らかすぎて新聞の平面度に不満が残りました。次にファイル機能を全て薄板木枠と大型ダブル・クリップに置き換えたモデルを作りましたが、今度は厚く大きくなって部品点数も増えてしまいました。
最終的にたどり着いた構造が、「夢は?」の項で説明した、クリップ付きプラスチック・ファイルとヒノキの薄板の工の字型構造を組合せたものということになります。
飲食用品工作例 快菜箸
日本では、野菜の入ったものを調理する時には長い菜箸が使われるようですが、食材やたれの性質によっては使い難く思うことがあります。
料理の種類によってはしゃもじも使われるようですが、これも野菜専用という訳ではないので必ずしも使い易い訳では無いと思います。
それだけでなく、たれが付着したままでの箸の置き場を常に頭に入れておかなくてはなりません。食事の時はともかく、調理の際には箸置き台など使いたくありません。
また中華料理店では、時々皿盛り料理の取り分けが必要となることがありますが、これにはトングか菜箸と大型スプーンが使われるようです。
しかし、歯の付いた金属製トングは食事に馴染まず、菜箸とスプーンの組合せでは滑り易い料理の扱いが難しく、店員がそれらを使って取り分けるようにしているようです。