俳句・短歌 句集 2021.03.31 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第4回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 とつぷりと煙の中の野焼の火 透明に包んで鉢の桜草 強たかな一羽加はり囀れり
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第3回】 武 きき 帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま… 【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「涼真君、私帰るね。終電に間に合うから」「ダメだ! 帰らないで。泊まって!」「何言っているの! 着替えも無いし。帰る……」ベッドに引っ張られ涼真君の腕の中。「ダメ。明日休みだから買い物行って、映画も見よ…
小説 『テラスの旅路Ⅰ』 【第17回】 響乃 みやこ 教えられた大量の情報を全て覚えているなんて、「記憶力がいい」のレベルを超えている…まるで、人間じゃないみたいだ。 【前回記事を読む】「300年前までは、人間もたくさんいて文明も栄えていた」という事実。当たり前の知識だと思っていたけど…知っているのは私だけ?「そうだなぁ……あーしが赤ちゃんの時、どっかに捨てられてたらしいよ。それをナギサが拾って、育ててくれたみたい。あとなぁ、ナギサは落ち着いた人だったな。人というかロボットだけど。あんまり気持ちが顔に出ないっていうか、クールな人だったね」「へぇ。他に教えてもら…