人間関係をよくするエネルギーの使い方
人との関係性が悪くなる原因としてよくあるのが、考え方の違いや価値観の違いです。
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これを相手と同じ土俵に立って考え方を同じにしようとしたり、もしくは考え方の違う人を排除したりしていては、関係性はよくなりません。
実のところ、考え方や価値観というものは、人によってそれぞれ違いますし、いいとか悪いとか、優劣をつけられるようなものでもないのです。
つまり、考え方や価値観の違いそのものにこだわったり、意識を向けたりすることに、わざわざ大切な生命エネルギーを使う価値はないということです。
良好な人間関係は、自分とは違う考え方や価値観を受容することから生まれます。考え方や価値観を相手に合わせるということではなく、相手が違う考え方や価値観を持っているということを認め、受け入れるということです。
質の違うエネルギーを、どうにかして受け入れようという前提で相手と向きあうのです。
人との関係性を、言葉や感情のやりとりだと思うとこじれてしまうような局面も、エネルギーの交流としてとらえれば、質の違うエネルギーを、どのようにしたら受け取ることができるかということに考えがいって、対立を回避することができます。
考え方や価値観というところに比重をおくのではなく、どういうエネルギーを発しているかというところに意識を向けるのですね。
価値のないところにこだわってエネルギーを消費するより、こだわりを捨ててすべてを受け入れ、すべてにオーケーを出せる自分自身に成長するほうが、より自分自身のエネルギーの質をよくすることができます。
さらには、自分自身がよい質のエネルギーを放つことによって、考え方や価値観という枠を外していくことで、解決に向かう最善の道が見えてきます。
それは、折り合いをつける、相手に合わせるなどといったことによって得られる共感ではなく、深い愛のレベルでわかりあえる融合です。
金銭的に豊かになるための方程式エネルギーというのは、自分が出した分だけ、質も量も返ってくる――。この法則は、お金の循環にも当てはまります。
たとえば、お金がなくて困っている人がいるとします。その人は、仕事はしていますが、あまり収入が高くなく、やりがいを感じられるような職務に就いているわけでもありません。
もう少し収入が高くて、やりがいのある仕事はないかと、常にどこかで思ってはいますが、しかし、そんなうまい話などあるはずもないと、新たな職探しはせずに、ひたすら節約に走り、お金を1円でも多く貯め、1円たりとも無駄に出すまいとして生活しています。