人間誰もが芸能人

「貴女は幸せですか?」という問いに対して私はこう答えた。

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「私は毎日とっても幸せです」

それは本当だった。

もちろん寂しさに襲われてどうしようもない日々もある。物事に行き詰まり八方塞がりの時もある。けれども私は毎日幸せなのだ。どんな環境も自分にとって必要なものであると考える。

同時に自分の行動は自分で意思決定しているので、全てのことが自己責任だからそれなりに満足しているということだ。しかしそれはストレスが無いというわけではない。

社会で生きる以上、ストレスは必ずある。金銭的なものや人間関係、自分の不甲斐無さ。そういったものは時に私に重くのしかかりこの状況を打破したいという感情に襲われる。

最近感じることは怒りという感情は精神を衰退させ、エネルギーを奪い、寝ても取れない疲労感に変わるということだ。どんな苦境にいても怒りがなければわりとスムーズにプラスの思考に転換できるが、怒りを抱いているとどうもこうも前に進むことに倍のエネルギーを要するのだ。

しかし、時に怒りが破壊精神に繋がり思わぬ成果を上げる時もある。そんな時は、「私を怒らせてくれてありがとう」想像以上の成果を上げることによって、怒りも吹き飛ぶのである。

先日、原宿を歩いている時に街頭インタビューを受けた。

「貴女は幸せですか?」

「はい、私は毎日とっても幸せです」

「では、どうすれば幸せになれるのですか?」

「どんな状況でも感謝できれば幸せだと思います」

「貴女にとって、幸せとはなんですか?」

「愛に包まれることだと思います」

「ご協力ありがとうございました」

愛に包まれることとは、彼氏とラブラブだとか全てのことが順調だとかそういう問題ではない。私を信じて応援してくれる人がいれば、愛を感じ幸せを感じるものだ。

どんなに自分が孤独でも、自分は映画の中を生きるヒーローだと仮定する。ヒーローは苦境を乗り越えて最後には必ず人々から拍手喝采を浴びる。苦境とは後にある拍手喝采のためのお膳立てなのである。