友だちに対して、意外に嫉妬心を持ってしまうことがある。嫉妬心については、多くの人が悩む。それに対してどう対処するか、どのようにプラスの解釈ができるか考えてみる。「良い方向へ向けるにはどうするか」。多くの人の課題だ。
友だちが一人だけの人は、相手との絆が太くなる。負担にならないように気をつけたい。失った時のショックも大きい。
友だちが全くいない人は、人間以外のものと対話するように努めよう。
なぜ対話するのか? それは楽しいからだ。繋がりを感じることは楽しい。環境的にまわりに友だちがいない人は、動物、植物、昆虫、木々、目に見えない神仏に対しても会話はできる。
人間がいない場合でも、命を感じるものと対話することは楽しいことだ。
私、あなた、私たち
私は一人で、ふつう二人と思われないが、「目に見えない私と、目に見える私」がいる。最初に存在したのが私で、次に体ができ、目に見える私になった。体を有する私は、もう一人の私であることに気づく。二人の自分がいるため、人は選択に迷うときがある。植物は迷うことなく、光に向かって自然に伸びていくが、人間はその点、複雑で躊躇があり、まっすぐに伸びることはない。迷いがある、行きつ戻りつの人生である。
人間は、「私だけ」の一人の世界では、飽きてくるようにできている。自分に飽きると、あなた(他人)に向かう。「あなた」との関係の中で、自分を見るようになる。同時に、あなたへの興味を持つことで、世界が広がっていく。自分とあなたの世界は何十倍になるだろう。
二人の世界は生産的だ。立体的に天へ向かう縦の方向と、地上の横の方向に伸びると、世界は大きく無限になる。一人プラス一人であっても、無限の産物を生み出すことが可能になる。
一人プラス一人が二人の地球表面上だけの平面的な世界であれば、行き詰まりか、地球の赤道を一周するが如く、元に戻ってくる。しかし、縦の要素を加えれば、二人の歴史が広がり、時間を超えて無限になることもある。天の助けが加わり、良き運動(動き)の種を蒔くこともできる。