がんばっているリーダーから責められれば、クラスの子はぐうの音もでないでしょう。その言葉で、みんなが思うように動いてくれるはずがありません。リーダーは言いたいことが言えてすっきりしますが、追い詰められた方は、反発するでしょう。
しかし、がんばっているリーダーから温かい言葉で認められたらどうでしょう。
「助かるよ」
「いつもありがとう」
と言われたら、クラスの子もきっと温かい気持ちになります。
私はまずは、人を喜ばせることができる太陽のようなリーダーになってほしいと思っています。そのために、私自身が一番の太陽となり、子どもたちを温かく認めていこうとも思っています。
2つめは、苦しい想いをしている人に手を差し伸べさせることです。
クラスの中には、友達付き合いが苦手で孤立している子、立場が弱くていじられている子など、苦しんでいる子がたくさんいます。
リーダーとして、「自分のため」ではなく、「苦しんでいる子のため」と思って動くところに、他者の幸せと、結局のところ本当の意味での「自分の幸せと成長」があるのだと思います。
3つめは、まずは何事もやらせてみるということです。
やはり、リーダーも、先生の言う通りに動く操り人形のようでは、やりがいを感じることはできません。自分の決めたことが実現すると思うからこそ、集団をよくしようと考え、動き、責任感が芽生えるのです。
だから教師は、多少粗い計画でも、思うようにやらせてみるのはどうでしょう。