玄米は栄養の宝庫

体のエネルギー源になる糖質

糖質は、次の三つに分類されています。

・単糖類
ブドウ糖、果糖、ガラクトース
・二糖類
麦芽糖、しょ糖(砂糖)、乳糖
・多糖類
でんぷん(ご飯、パン、麵類、イモ類など)、グリコーゲン

糖質は消化吸収されやすく、最終的にはブドウ糖となって血液と一緒に全身をめぐり、体のエネルギー源となります。特に脳のエネルギー源はブドウ糖だけなので、不足しないように注意しましょう。

ただし、エネルギーとして使われなかった分は、脂肪となって貯蔵されるので要注意。糖質を摂りすぎないことも大切ですが、糖質の代謝を促進してエネルギーに換えるときに不可欠な、ビタミンB1をしっかり摂ることも必要です。その点、玄米にはビタミンB1が多く含まれているので安心です。

健康づくりに不可欠な脂肪

脂肪は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とに大きく分けられます。

エネルギー源になるけれど、悪玉コレステロールや中性脂肪を増やし、血液をドロドロにして動脈硬化をうながすのが飽和脂肪酸です。エネルギー源になるだけでなく、コレステロールや中性脂肪を減らして血管の健康を守り、動脈硬化を防ぐのが不飽和脂肪酸です。