■あまりにも重たかった「拾い物」

我々一行は清川(チョンチョン)旅館に宿泊しました。

香山(ヒャンサン)郡には主に二つの宿泊施設があります。

一つは我々が泊まる旅館で、目の前には大きな清川江(チョンチョンガン)が流れ、その雄大な眺めはまさに山から仙女が舞い降りてきそうな神々しさがあります。

また、もう一つは香山ホテルで、祖国でも位の高いホテルの一つです。

旅館と高級ホテルの違いのような感じですが、香山ホテルは妙香山に面していてアクセスも良く、夜には電灯にカミキリムシやカブトムシなどがよく飛んでくるホテルです。

気持ちとしてはこっちに泊まりたかったのですが、食費を含まずに宿泊料だけで最低でも一泊100ユーロ(当時は1ユーロが170円ほど)と高く、一泊4000円ほどで宿泊できる清川旅館に宿泊しました。

私は地方の宿泊施設に来ると毎度お馴染みですが、必ず自然環境の豊かな方向の部屋を選び、部屋に入るなりまずは電気スタンドを外側の方の窓へと移動します。これで夜間の昆虫誘引トラップの完成!

宿泊した旅館は上述したように目の前が河川なので、水生昆虫類がたくさん飛んでくることは間違いありませんでした。事実、毎晩のように多くの昆虫類がこの電灯めがけて私の部屋へ「遊びに来てくれた」のですから最高の環境でした。

嬉しかったのは、この旅館にもう一つの採集場所が用意されていたことです。