【前回記事を読む】内定者研修3日目に向かうのは、絶壁。命綱をつけて垂直の壁を上る過酷なチャレンジ中、命綱を握っている仲間が…

第一章 私の社会人経験

最高のチームを実現するために

いよいよクライマックス。全員が見ている前で山の中腹から20メートルぐらい下で見上げている仲間に4月1日までにどんな人間になっているかの心の叫び、宣言(約束)です。一人一人仲間のいる場所から私と一緒に数十秒登るのですが、その時の一言のためにこの研修があります。

「あの時悔しかったな……でも君だから厳しく言わしてもらったよ。期待している。ありがとう」「縁の下の力持ち、嫌な役をやってくれてありがとう。見てたよ」「チープなプライドが邪魔してたね。自分をさらけ出してくれてありがとう。感謝してるよ」

このような言葉ですが、チームでその子に何と言ったら心に刺さるか、モチベーションが上がるか、どんな言葉でお礼を言えるか。

全員で集めた言葉が当日の朝私に届きます。それを最後の最後まで言葉を選んで伝えています。振り返って宣言する時は全員号泣です。

最高のチーム『One for All, All for One』を実現するための4つの観点

①心理的安全性

何を言っても何をやっても、馬鹿にされたり否定されたりしないと心の底から思える状態。

②信頼関係

役割と責任が明確で、お互いに信頼関係が構築され主体的に取り組んでいる状態。

そのためには相手の声の調子や話すスピード、声の大きさ、リズムなどを合わせるペーシングと相手が足をくんだら、さりげなく足首をクロスするように浅めに組んでみたり、コップを口にしたらさりげなく手を耳元にもっていったりするクロスオーバーミラーリングと相手の感情の言葉のオウム返しや相手の話を要約するバックトラッキングを駆使して信頼関係を構築します。

③意義・目的の理解

目的だけでなく意義までひとりひとりが理解して自責で積極的に行動している状態

④コミュニケーション

自分の事は少し横に置いて、仲間の利益の為に、勇気と謙虚さを持ちリスペクトしながら、適宜適切なコミュニケーションが取られていて風通しの良い状態

今後環境が変わっても、相手が変わっても、覚悟を決めて信じて行動すれば感動を与える本物のチームを作ることができるでしょう。顔晴ってください。期待しています。