【前回の記事を読む】現役医師がバリウム検査を受けた感想「こんなのお年寄りじゃ絶対できないよ」…台上でのグルグル回転やスクロールに耐え踏ん張った

第一章 がん専門医師、がん患者になる

その4 入院

2023年5月13日(土)「暇な一日」

今日は何もやることがない、暇だ。朝、レジデントの先生と部長と思われる先生がラウンドに来てくれた。土曜日だというのに大変だが、自分も昔はやっていたことだ。今日のナースマン君とも話していたが、本当に今日は何もやることなくて暇だ。

昔の癖で海外の医学系論文情報(PubMed)を検索していたら、大学病院勤務時代の薬剤部の准教授で、息子の同級生のお父さんとの共同研究が論文になったのを見つけて、少しうれしく思う。

さっそくメールしたらお返事が来た。浜松医科大学耳鼻咽喉科では、私だけ論文に名前を入れてくれた。こういう人は本当の意味で大切だ。

夕方、頭頸部外科の部長M先生がお見舞いに来てくれた。胃外科のF先生から聞いたそうで、がんセンター頭頸部外科の研修中で同科医局のドクターW君はまだ知らないとのことだが、そのうちバレるであろう。夜に浜松の大先輩M先生からSNSがきた。どうでもよいが「M」つながりだ。だいぶ私の病気療養のことも、皆の知るところとなっているようだ。

夕飯後は売店でHダッツのアイスクリームを買って食べた。後から知らされたのだが、シャワーは夜に浴びてはあまりよろしくないらしい。テレビでお笑い番組を見ていたら寝落ちしてしまった。どうでもよいことだがBS放送では戦争アクション映画『Rボー』の再放送がやけに多い。