第一章 例外のはなし

 

本書は三つのテーマについて、著者である私が普段考えていることを文章にまとめたエッセイになります。

私は小さい頃に「自分は少し変わっている」「人と少し違うかな」と感じ、その“思い”をこれまで持ち続けてきました。

日本で生活していくうえで「普通ではない」ことは大きくのしかかってきます。

特に昔は、現在のような多様性といった考え方もない時代です。心のなかで重い負担を抱えながら生きてきた方も多いと思います。

そういった“思い”をどう考え、どう消化して、前向きに生きていけばよいのか。

大雑把(おおざっぱ)にいえば、このようなことについて書かれている本だと思ってください。

私は医師として働いていますので、医療をベースとした内容も多いですが、テーマに付随する一例として私の仕事を絡(から)めているだけですので、難しい専門的な部分は「そういうこともあるのか」と軽く受け流していただいても十分理解できる内容になっています。

もし、例外のはなし、個性のはなしを読んで肌に合わないと感じたら、人のはなしだけでも読んでください。

まず、この章では普段は存在感の薄い“例外”に焦点をあててその存在意義を考えました。

臨床医である私の経験を随所にちりばめ、読者の皆さんに楽しんでいただけるようにしました。

そして、少しでもこの本が皆様の力になれば望外の幸せです。

 

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