「もし光水晶を蘇らせることができれば、この大地に、再び水と清浄なる光が戻るだろう」
長老の力強い言葉に、村人たちからは「おお〜!」と、どよめきが起こった。
「どうすれば、光水晶を蘇らせられるの?」
トモの問いに長老は答える。
「それを知っているのは、特別な研磨の技を持つと言われる、あの魔道士だけだ」
それが何を意味するのかわからないが、今できることは、魔道士に会いに行くことだけだというのはトモにも理解できた。
「よし。それでは村の代表として、私が立とう」
当然のようにトモの父親が立ち上がった。
「僕も行くよ!」
トモは叫んだ。
「僕だってもう立派な男だ! 村長の息子として、みんなの役に立ちたいんだ! 僕を置いて行かないで、父さん!」
トモは必死だった。何故だか、父親を一人で行かせては二度と会えなくなるとの予感があった。息子の目をじっと見て、エリオットは天を仰ぎ、何かを確信したようにして、トモに向き直った。
「よし。わかった。それでは二人で行こう。決して容易い旅ではないが、その覚悟はあるか?」
「もちろんだよ! 僕は、絶対役に立てる。だから心配しないで!」
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