それゆえ、これからはこれまでのように量の効率化の追求によって増えた自由時間や削減した労力といった「エネルギー量の概念」を直接めざすのではなく、増えた自由時間や削減した労力をどう活かすべきなのかという「エネルギーの質の概念」に視点をシフトし、質の効率化を“直接めざすこと”で結果的に量の効率化が達成されるといった時代に突入しているということなのです。

例えば、前述の東京・大阪間の時間量の効率化で説明すると次のようになります。

搭乗後1時間10分ですむ飛行機も、羽田空港での待ち時間30分+東京駅から羽田空港までモノレールで40分+伊丹空港から大阪駅まで電車で40分といった付帯時間を含めると所要合計3時間かかります。

片や新幹線利用では所要合計2時間30分程度です。

結果的には双方あまり差はないように思えますが、要はこの各所要時間2時間30分と3時間をさらにどちらがいかに効率的に時間を有効利用できるかということなのです。

これは効率化を意識する人とそうでない人、そして彼らの天賦の才能によって大きくその結果に差が表れることでしょう。

何事も新たな発明や発見によって直接的にエネルギー質の効率化を図ることができれば、同等以上のエネルギー量の効率化を将来誕生させることができるということなのです。

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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