第1章 「過去に感謝を、現在に信頼を。未来に希望を」

本著の狙い

①最近の社会環境の変化は激しくて速い。うかうかすると、追いつけないし、置いていかれると感じることがある。この現象は、我が国だけのことではなく、世界で、地球で同じ動きを感じることがある。

最近よく目にする言葉に、AI(人工知脳)社会、長寿命化、不確実性社会、地球温暖化などがある。それぞれ科学技術の進歩や普及、人類の願望などが具現化されてきている証左である。

従って我々の一生は、これまで以上に変動が予想されるし、与えられた一生を実り多いものにするには、これまでの知見に新たな見方を加えたマネッジメントの必要性が増している。

未来学という学問がある。科学技術や社会学など多分野を横断し、未来の出来事やトレンドを系統的に研究・予測する学問である。未来の予測だけでなく、その未来をより良くする為の備えや行動を促すことを目的としている。

現代社会の課題を踏まえて、倫理的・環境的・社会正義的な視点から未来を提案することもある。

未来学の研究では、いくつかの提案がなされている。例えば、地球外での生活、無尽蔵エネルギーの使用、細胞修復による長寿命化、全環境対応快適衣服の考案、完全自動運搬機使用、完全労働ロボット使用、地震の完全予知などがある。

②本書では、上記未来学のアプローチとは異なり、以下で述べるように、「個人としての人間」を対象にしている。特に変動激しい地球の社会環境の下で個人が、満足度の高い人生を送ることが出来るように、最適マネッジメントを提供するものである。

長く生きると、自分の人生の他、多くの先輩、友人、知己の人生にも触れる。それぞれの人生には多くの教訓、学びが含まれている。と同時にその中に失敗、挫折、困難などがあることを知る。

若い頃には、自分の未来を予測することもしないで、目の前のことに大きなエネルギーと時間を集中して、遮二無二(しゃにむに)生きてきた期間がある。人生経験を積み、年齢を重ねてくるにつれ余裕が生まれ、もっとうまく、効率的に生きることが出来た筈だと思い返すことがしばしばある。

長く生きていると、沢山の経験、知識などを得て、社会や家庭で起こる諸問題について、余計な心配をしなくてもその結果や落ち着く先をおおよそ予測や想像することが出来るようになる。年齢を積み重ねることは不思議である。逆に健康や体力などに関して新たな出来事に遭遇する。

 

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