【前回記事を読む】ごみ箱に大量の血が付いたティッシュを発見。そっと娘のパジャマをめくると、何本もの生々しい跡が…叩き起こすと娘は淡々と「切った」

第一章 始まりから中学卒業まで

★苦しみは突然に

担任の先生とも相談し、後日スクールカウンセラーさんと面談をしました。

淡々と業務のように会話を進める、私よりずっと若い年齢のスクールカウンセラーさん。

少々気が動転している私は、今後どうすればいいのか?と答えを求める気持ちが先走ります。私の感覚とスクールカウンセラーさんの感覚のズレから「この人と話をしても何も進展しない」 と判断し、相談することを止めました。

私が娘の奇行に気付いてから、娘の体調は益々悪化しました。

★高校入試は待ってはくれない

2020年、店頭には可愛いヴァレンタインの商品が並び何処となくウキウキする頃。

娘は踏ん張って高校の特別入試を受けました!

本来なら受験会場に親は同行せず、子供たちだけで電車に乗り、そこから歩いて会場へ向かうのですが、先生に特別に許可を頂き、車で送迎しました。

3教科+面接+口頭試問。

受験が終わり車に戻ってきた娘は一言。

『出来なかった……』

ポロポロ涙を流しながら車に乗り込みました。

車に乗るまで涙を堪えながら歩いてきたのかと思うと苦しくて胸が締め付けられました。

『大丈夫。ちゃんと出来ているから。帰ろ~』

ろくな言葉もかけられない私は、本当に情け無い母親です。

合格発表当日。お昼過ぎて中学校から電話があり、電話口は担任の先生からでした。

『お母さん、今、電話よろしいですか?』

『はい……』

『先ほど合否の発表が出まして……』

物凄く神妙な雰囲気で話しかけてくる電話越しの声に緊張と不安で心臓のドキドキが高鳴ります。

『娘さんにはまだ伝えていません。先にお母さんに連絡して心の準備をしていただこうと思いまして……』

『はい』

『無事に合格していました』

『良かったです~ありがとうございます』 

担任の先生も合否の結果で娘のメンタルを物凄く心配してくださっていたようで、「合格」 に安堵されていました。

その後、学校に行っていた娘から 『合格してた』と泣きながら報告を受けました。

この時の安堵感は今でも忘れられないです。

受験が終わっても、体調は更に悪化の道を辿りました。

娘はその後、何度か学校に通いましたが、教室で過ごすことが難しくなり、保健室に行っては早退。卒業式まで殆ど学校へ通うことが出来なくなりました。