アメリカ
それにしてもなぜあんなコンシェルジュのようないでたちでトイレを清掃していたんだろう。これを理解できるようになるまで時間を要しました。
あの頃はまだ20歳やそこらのガキです。社会のことなんか完全に理解できてない僕らのような者がとてもわかるような話ではなかったのです。
ここから話を4年ほど飛ばします。
僕はイギリスの大学を卒業後、アメリカのフロリダ州にある航空大学へ進みました。大学の近所にある小規模なFlight Schoolにも友達が多く、僕はよくそこへ顔を出していました。
当時そこのJanitor(清掃員)として20代半ばくらいの黒人の青年が働いていました(ここでも年齢と人種をあえて書いています)。
いつも青い作業用のつなぎを着ていて、どこからどう見ても清掃員という恰好。
トイレ掃除はもちろん、学校中の清掃からゴミ出しなど、全て1人で日々忙しそうに働いていました。
真面目で気さく、性格も良く、みんなに愛されているキャラでした。その彼は車を持っておらずいつも誰かに送り迎えをしてもらっていました。
小耳に挟んだ話によると、彼が住んでいる家は低所得者が多く住んでいる通りにあるということ。
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