第2章 医療と介護の始まり
パーキンソン病に対する医療と体の動きに制約が出ることに対応しなければならない介護が同時に始まり、薬を飲み、歩行訓練などをしながら、初めはこれまでとはあまり変わらない生活が始まりました。
年の経過とともに飲む薬の内容や量が変わり、介護の内容が変わっていくのですが、異変に気づき困惑した時から始まった生活に、どのタイミングで何が起こって対応したかをまとめたのが次頁の表です。
①パーキンソン病
パーキンソン病は、脳の黒質にある運動に必要な神経伝達物質ドーパミンが減少して発症する病気で、現時点では根本的に治す治療法はなく、症状を和らげ、生活の質を維持するためのいろいろな治療法が試みられています。
パーキンソン病の症状としてよく知られているのは、すくみ足、振戦等があり、すくみ足は何か動作を始めようとする時、最初の一歩がなかなか出ない。一歩出て歩き始めるとなかなか止まれない。振戦は意識しないのに手や足が勝手に動いてしまうというものです。
②レビー小体型認知症
レビー小体型認知症は、アルツハイマー型認知症に次いで発症数が多いとされている認知症の一つです。幻視、妄想が出たり、認知機能が時間経過とともに変化したりします。記憶障害はアルツハイマー型認知症に比べて軽度とされています。
③介護保険利用開始
介護保険がどのようなものか。介護保険料は年金からの天引きで納入しているという認識はありましたが、どのような時に、どのように使えるのか全く知りませんでした。
ケアマネージャーが適切に助言、対応をして下さっていろいろな場面で利用することができることを知りました。最初に介護保険のお世話になったのが、歩行の時補助具として使用した杖でした。
④車いす
もちろん車いすはレンタルしました。最初は室内用に最も小型の物、次の段階では室内用の他に、屋外で使用する少し頑丈な物と2台。屋外用は介護施設の送迎時以外の、私的な買い物や散歩等に使用するのが目的でしたから、常時は自家用車(福祉仕様車)に積んでいました。
後期になると、体を真っ直ぐな位置に保つことが難しくなり、特に後ろに倒れることが多くなったので、後ろへの倒れ防止が付いた車いすをレンタルしました。
介護保険を利用したレンタルでは、室内用、屋外用、それぞれ1台ずつ2台のレンタルはできるのですが、室内を移動するには、特にトイレと洗面所、その他ドアのある所を移動する時は、小型の物の使用が必要で、室内用2台はレンタルできないとのことで、使用していた車いすを1台購入しました。
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