【前回の記事を読む】2歳の娘が、バナナと白米しか食べてくれない。「この子は食べない子なんだ」と諦めていると、私のポテトに手を伸ばし…

第2章 自閉症児との暮らしの中で

◆我が子たちの発達特性について

②睡眠障害

『睡眠障害の子は体を使って遊ばせたら寝る』など、さまざまなアドバイスをもらいました。その効果がてきめんな子もいることでしょうが、どんなに手を尽くしてもうまくいかない子もいます。長年にわたる睡眠不足って本当にツラい。

自閉症育児の苦悩で案外伝わらないのが、睡眠障害です。

21時に就寝して23時に起きることもあれば、深夜2時や明朝4時に起きることもあります。娘の場合、一度目が覚めてしまうと、それが深夜であろうと早朝であろうと、目が覚めてすぐに普段と同じ『朝の流れ』を求めてきます。

要は、『今は夜中だから』とか『まだ寝ておく時間』などと言った概念がないのです。娘の考えるルーティンを習慣化させてはならないと思う一方、娘の思い通りにならないことで深夜にパニックとなってしまうことは避けるようにしていました。

夜中に大声を出したり暴れたりすると、息子の睡眠までも妨害してしまい、家族全体の翌日の体調にも影響します。なので、娘の睡眠障害に伴走するため、深夜2時から朝食を作ったこともあれば、寝室とは離れた場所で娘のパニックに対応していたこともあります。暮らし全体を考慮すると、娘に合わせてしまうことの方がほとんどでした。

娘がなぜ夜中に起きてしまうのかが気になりますよね。一般的に自閉症児の睡眠障害の原因は、フラッシュバックや日中の不安の強さや敏感さなどだと聞いたことがあります。

娘は、とにかく不安が強い子でした。娘から不安を取り除けば、障害が障害でなくなるのではないかとさえ思うほどに、生きることの多くに不安を抱えていました。たとえば、次のようなことがあります。