茎と実の間に

『日本植物生理学会(みんなのひろば 植物Q&A)』には、次のように説明されています。

──カキは特に立派で大きな萼(がく)が最後まで残る果実の典型で、果実発達過程での萼の役割を調べた研究は幾つかあります。受精後、果実の成長に先立ってまず萼の成長が始まり、その成長がほぼ終わったころに果実の成長が始まって肥大が盛んになります。 

また、萼片内のオーキシン量もかなり高く、果実の成長に寄与していると推定されています。さらに、カキの果実表皮には気孔はありませんが、萼には表、裏ともに気孔が多くありガス交換が盛んなことが推定されます。

これらの結果、カキの萼は単に、花蕾の保護ばかりでなく、呼吸を補完したり、成長ホルモンを供給したりと果実の成長発達にも重要な働きをしていると推定されています。

企画と集団のはざまで

この本のタイトルは『企画と集団のはざまで』にしました。

この題に最終的にしたのは、「企画」という構築された体系的なことばと、「集団」という揺れ動く実存的な人々のあつまり、この二つを繋いでなんとか「ホールを原っぱにしてあそぶ」を実践してきたからです。

つまり「萼」のような役割を担ってきたといえます。

「柿の樹に学べ」という仮説を立てて「企画」について「種」から書き始めたのですが、最後の「実」とのつながりが曖昧のままでした。そこで、県立図書館の窓口(科学)に行き、樹についてわかりやすい本を訊ねたところ、一緒にあれこれ探してくださり、学研の図鑑に「萼」ということばがありました。

毎年、畑の横に立つ柿の収穫を楽しみにしていますが、見ようとしていなかったので記憶に残っていなかったのです。 県立図書館の利用者数が日本一という記事を読みましたが、立地条件(駐車場が広いなど)だけではなさそうです。

余談

咢:口々に騒がしい様子・おどろく様子を表す形声文字

兄弟の漢字には、「顎」や「(驚)愕」や「鰐」がありますが、「鍔」もその一つです。

鍔(つば):柄を握る手が滑って刃に触れ受傷してしまうことを防ぐ

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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