【前回記事を読む】内定者研修は非日常が重要? 学生気分をリセットして新たな世界に飛び込んでもらうためには……

第一章 私の社会人経験

最高のチームを実現するために

研修に携わって教わったことって何と聞くと、相手に腕ごと切られない限り自分からは決して離さない覚悟、死ぬ気でやる、限界突破、本気、こんな泥臭いキーワードが出てきます。頭のいい効率優先のはっきりモノゴトが言える若者も根っこにこのキーワードが入ると、全員MVPで表彰されるんだと人育てにも確信がもてます。

1日目は北海道や九州など遠方からも参加しますので、午後1時頃に最寄りの駅からバスをチャーターしてペンションに集合。

このバスの中の様子はペンションに到着する10分前にバスに添乗しているメンバーから電話がきて、AパターンBパターンCパターンのどのパターンで行くか指示が入ります。Aは研修というより旅行気分なので遊びではないこの研修の意義目的から。Bは緊張で言葉が少ないので安心感重視のアイスブレイクから。CはAとBの中間で。

ようこそ。今日から3泊4日、この自然にどっぷりつかって、自然を愛し、心身共に健康で楽しんでもらいます。

まずは各自チェックインして10分後に集合。一秒でも遅れたらルールの徹底に関してのレクチャーから入ります。言葉遣い、お互いにリスペクトしながらの進行、時には親になりきって叱咤激励をしています。私たちのスキルもこの10年で変化して進化しています。

パークに移動して、アイスブレイク。自己紹介や呼んでほしいニックネームを伝えながら徐々に打ち解けていきます。全員でミッションを達成していくアトラクションをしながら時間管理や協調姿勢を学びます。初日の最後はトラストフォール、ステージの縁に立って後ろ向きに倒れ、下で他のメンバーが体を受け止める。

倒れる時の恐怖との葛藤と、受け止める側との信頼関係がポイント。どうしても仲間を信頼できないので腰をピンと張って体を硬直して落ちていけない。仲間への信頼関係がないので腰が折れてしまい支える側は体重を分散して受け止めることができず一点でうけとめるので、危険も増し負担もかかります。

わかってはいるが心の底での信頼関係が如実に出るワークとなります。受け止めてもらいほっとした安心感からか涙ぐむ参加者も。キーワードは信頼。