【前回の記事を読む】ナンパ会話の成功・失敗が実例で分かる! 初心者が使いがちな、すべてを台無しにする一言とは…

第3章 初対面の声かけからカフェへの誘導まで
──感情揺さぶり効果を活用し相手のブロックをこじ開ける

「個人情報トーク」で地雷を踏みまくる

誠実系ナンパにありがちなもう一つの落とし穴が、「個人情報トーク」と呼ばれるアプローチです。「信用されたい」「真面目な人間だと思われたい」という意識から、自分のことを丁寧に説明したうえで、相手からも情報を引き出そうとする。こうした流れが、典型的な誠実系スタイルです。

その代表例が、「どんなお仕事なんですか?」という質問です。さらに、「おいくつなんですか?」「どちらにお住まいですか?」「これからどこに行くところなんですか?」といった問いも、この“個人情報トーク”の一部です。

会話としては自然なように思えるかもしれませんが、ナンパという初対面の非日常的な出会いにおいて、こうした質問は女性に強い“詮索の圧”として伝わってしまいます。

たとえ悪意がなくとも、個人情報を探るような発言が続けば、女性の警戒心は一気に高まります。「なんでそんなことを聞いてくるの?」「私のことを知ってどうするつもり?」といった不信感が芽生えた時点で、その会話はもう前に進みません。

本人としては礼儀正しく情報をやりとりしているつもりでも、相手からすれば「誰かも分からない相手に、なぜ自分の個人情報を答えなければならないのか」と感じるものです。つまり、誠実さが裏目に出てしまい、「言葉遣いは丁寧だけど、なんだか怖い」「この人、やたら詮索してくるな」という印象を与えてしまうのです。

そして、このような会話が成立するのは、よほど容姿が整っているか、社会的地位の高い“ハイスペックな男性”に限られます。あるいは、相手の女性がかなり寛容であった場合だけです。つまり、極めて限定的な条件下でしか成立しないアプローチだといえます。