接地前の左足の工夫

佐々木投手も、左足を接地させる前に、左足を一直線にする動作を入れます。これまで述べてきたように、このことで体が前に行こうとする力をせき止め、肩の開きを防ぐ役割を果たすことができます。

佐々木投手は、左足を一直線にする動作の中で、もう一つ「アクション」を入れます。左足の膝の下からつま先に〝くいっと〟力を入れる「アクション」を入れます。もちろんこれから「リリース」に向けて、前に動きを持った段階で、大きく跳ね上げるという「アクション」までには至りませんが、

意識としては、上方へ力を向かわせることを狙いとした「アクション」であると言えます。この〝くいっと〟力を入れて、跳ね上げを意識した「アクション」の狙いは2つあります。

一つ目は、接地までの距離を稼ぐことです。左足の跳ね上がりによる反動は、前に進む推進力となります。少しでも接地までの距離を稼ぎ、「リリース」地点をバッター寄りにすることで、ホームベースへのボールの到達時間を縮めようとする動きです。

佐々木投手は192cmです。接地までの歩幅も元々長く取れますが、「リリース」時点で更にバッターとの距離を縮めようとする狙いは、バッターにとっては更にやっかいなものとなります。

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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