こうした役割を担うベンチャーを後押しするため、国も積極的に支援策を整えてきました。研究開発費を補助するNEDOやAMEDのプログラムはその代表格であり、シード期の資金不足を補う大学ファンドや官民ファンドも各地で動き出しています5

加えて、希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)指定による税制優遇や、条件付き早期承認といった規制上の特例は、挑戦を後押しする仕組みです。加えて、ライフサイエンス拠点や臨床試験中核病院などのインフラ整備、博士人材の起業支援プログラムなど、人材と環境の両面からの支援も広がっています。


[1]PMDA(医薬品医療機器総合機構).医薬品の開発から承認申請まで(一般向け解説).Available at:https://www.pmda.go.jp/(最終アクセス:2025-08-31).

[2]高橋洋介,岡田法大.新薬開発に関わる期待研究開発費用の推計:企業財務データを活用した推計.医薬産業政策研究所 研究資料 No.82; 2024.Available at:https://www.jpma.or.jp/(最終アクセス:2025-08-31).

[3]DiMasi JA,Grabowski HG,Hansen RW.Innovation in the pharmaceutical industry:New estimates of R&D costs.J Health Econ.2016;47:20–33.

[4]Deloitte Centre for Health Solutions.Measuring the return from pharmaceutical innovation 2024.Deloitte LLP;2024.

[5]AMED.医療分野研究開発推進計画;2023./NEDO.ライフサイエンス分野研究開発プログラム;2023.

次回更新は4月6日(月)、11時の予定です。

 

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