大学在学中に学校生活とバイトに明け暮れ、腎臓病が悪化した。断れない性格は昔からで、人手が足りないと言われると、いつでもシフトに入って仕事をした。
通院がめんどうになり、定期検診に行かなくなった。結果、薬が足りなくなり服用出来ないので、再発してしまった。自業自得だが、かなり悪化し、身体に20キロもの水が溜まっていた。
簡単に言うとすごく身体が浮腫(むく)み、体重が20キロ増加した。周りには激太りと思われていただろう。肺にも半分水が溜まっており、呼吸がしづらく、命の危険を感じて、さすがの私も、学校を休学し、バイトも断り、実家に帰ることにした。
当時、地元の駅に私を迎えに来ていた両親は、私の変わり果てた姿を見て、倒れるかと思ったそうだ。それで、そのまま病院に直行したのだが、お見舞いに来てくれた私の祖父は、実際に病院で倒れた。
医者に、
「成人して体調管理も出来ないのは大人じゃない」
と、こっぴどく叱られた。両親も医者側について、激しく怒られた。私としてはバイトを頑張っただけなのだが、同情されることはなかった。
現在の私も当時の医者に賛成する。もし、おいがそんな状態で帰ってきたら、心配が怒りに変わるだろう。おい、不登校は気にしなくていいから、自身の健康に常に気をつけていて欲しい。
医者に、
「最低1年は休学してもらわないといけないだろう」
と言われ、やっと事の重大さに気づいた。
点滴と服薬で、身体に溜まった水を出す治療を開始した。ここで私は本領を発揮する。なんと、10日で20キロの減量に成功し、脅威の回復力で医者を驚かせた。人にサプライズするのが大好きな私らしい。
一気に減量出来たため、瞼(まぶた)の皮が緩んだ。おかげで、一重(ひとえ)だった瞼は、綺麗な二重(ふたえ)になった。
現在もぱっちり二重のままで、大変気に入っている。整形手術なしで二重になれて、ラッキーだったと思う。おばは、こんな感じでポジティブな性格である。おいは、生まれつきの可愛いぱっちり二重だから、親子に間違われることがしばしばある。それがおばは嬉しくてたまらない。
そんなこんなで、大学には1か月で復学し、無事4年で大学を卒業した。
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