第五節 目標(枝①)

枝 :葉や実を支える働き
目標:量的な計算

「人生の目標は?」と大人から子どもが聞いたときのベストアンサーは、「80歳まで生きて、2億円を稼ぐ」の類となります。

この『目標』ということばへの認識のズレや曖昧さ──目的や方法との違いの不明確さ──が、議論や共通認識する際にブレーキになっています。言葉の定義の不統一は、認識や行動の不一致を招きます。テレビで語る学者の中にも曖昧に遣っている人がいます。

葉や実(後述します)を支える働きである量的な計算としては、「予算書」の目安と「スケジュール」の予定です。

予算書の目安

◇割合を決める

継続するために支出の各項目の率を決めます。複雑ゆえに単純化する必要が生じます。 総予算といって「国」でも「県」でも数字が知らされますが、問題にすべきは全体に占めるそれぞれの割合(%)が適切なのかが問われます。

数字の額ではなく、国の維持でも同じで割合が適切かどうかを問題にすべきと考えます。 NPO法人企画on岡山では、各事業費の予算は、人件費(謝礼)が総予算の1/2、会場使用料・舞台製作材料費等が1/4、その他(旅費や弁当代など)の合計が1/4と決めています。

3年前から明確化し、この枠の中で算用することで、予算作成の作業もスムーズになりマイナスが出なくなっています。

◇収入を安定させるために

積み重ねたことばを助成金および募集チラシにいかに反映させるのかが鍵となります。 助成金によって趣旨が違うので、個々の趣旨に合わせてことばを構築していきます。募集チラシは書き込み過ぎないように、説明不足にならないようにします。過不足が生じないようにします(助成金について詳しくは第二章の付録②)。

◇支出を安定させるために

決めた割合に従って謝礼を決めます。決め過ぎる(個々のスタッフに細かく金額を決める)のでもなく、決めない(均等に配分する)のでもなく、裁量していきます。

指定管理者と協働の関係(Give and Take)を構築し維持するのも支出の安定には欠かせません。

◇収支の調整

「助成」と「寄付」ということばがなければ調整できません。NPO法人を立ち上げるのも、収支の調整がやりやすくなるからです(詳しくは第3部のNPO法人企画on岡山)。