【前回の記事を読む】「日本企業はこれでは勝負にならない」…アメリカの東海岸の金融政策を見て、大きなショックを受けたワケとは…
序章 第4次産業革命の今「デジタル維新」でよみがえろう!
1.第4次産業革命はデジタル革命―今何が起りつつあるのか
これまでの産業革命の歴史は、
第1次:動力革命(18世紀後半から150年間)
紡績機械・蒸気機関・石炭製鉄の発明により、鉄道・海運・紡績など新産業創出
第2次:エネルギー革命(20世紀初頭~80年間)
内燃機関、発送電の発明により、自動車、運輸、電力、航空など新産業創出、
第2次産業・製造業や重化学工業が発達
第3次:情報革命(1980年代から40~50年間)
通信・半導体・計算機(コンピューター)の発明により、情報革命が起り、産業の自動化、第3次産業・サービス業が発達
そして
第4次:デジタル革命(21世紀初頭~)
インターネット、IoT、AIの発明と無線通信の進歩で、あらゆる物の間が情報で結ばれ、人の習熟・経験がロボット化し、社会・産業が根本的に入れ替わってくる。
(1)デジタル革命の本質とは〈DX デジタル・トランスフォーメーション〉
第4次産業革命で社会・産業はどう変わろうとしているか。
それはインターネットとAI(Artificial Intelligence)、IoT(Internet of Things)によって産業とその構造が根本的に、異次元の世界に入ろうとしている。
最近は、Chat GPTなど、生成AIの実用化が始まり、この革命は、産業だけでなく、医療、農業、衣服の世界、はては入学試験まで既成概念を根本的に変えつつある。
これは、新しい課題に対処するに当たって、IoTやインターネットで何億人分もの経験やいろいろな膨大なデーター(ビッグデーター)を集め、記憶整理して、いわゆる人間が一生の時間で習得したデーター経験”に代わって、AIで一瞬に合理的な“解”を出すもので、人間の役割が一変してくる。
これまでの社会活動や、既存の産業構造が根本的に変わってくる。
例えば、
* エレクトロニクスと製造業:IoT&AIによって、未熟練者(途上国、難民を含む)でも熟練者並みの品質で作れるようになる。
日本人の玄人、達人などの価値観が大きく変わらざるを得なくなり、製造業の立地や競争力が大きく変わってくると思う。
*医療の世界:・神の手の技がAIロボット化:ダビンチでがんの外科手術が入院なしで行われ始めた。
*自動車:・シェアド:車庫に眠っている自家用自動車がシェアされ、新車販売は大きく減る。自動車産業の大転換期を迎え、大きなダメージになる。
・自動運転:5Gとインターネットで自動運転が現実的になる。
タクシーや地方過疎地など、高齢者や社会の移動手段を変える。