どうやら担当の老人医師が定年で退職するらしい。そして、そのタイミングで病名を告知された。

筋萎縮性側索硬化症

だろうな、知ってたわ。ALSだろ?

運動ニューロン病と濁して言われて、この後、動かなくなる、この後、自発的呼吸が出来なくなるって言われた時点で、なんとなく察したわ。

というか、何故もっと早く告知してくれなかったんだ。

もっと早く、治療始めることが、出来ただろうに。

もっと早く、リハビリなりなんなり、役所に相談なり動くことが出来ただろうに。

患者を馬鹿にした態度、退職するから後は任せた的な感じが許せなかった。

「裁判で訴えるから覚悟しておけジジイ!」と、なりかけたがグッと堪えて飲み込んだ。

半年前の検査入院の際には告知しなかった。その結果、病院にも顔を出さない私に老人医師は定年退職のタイミングで告知してきた。

もうこんな病院に通い続けるほど私も馬鹿じゃない。病名を聞き終え何を話していたかは覚えていない。もうこれ以上この病院の空気を吸い込みたくないし身体に残したくなかった。

その日を境にジレンマの解消なのかどうかは分からないが、DJ活動に更にギアを上げた。

全く動かなくなる前に生きた証を残すかのように。

次回更新は2月26日(木)、14時の予定です。

 

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「久しぶり、元気? 実は俺、ALSという病気になってしまって…」―元カノに送ったメッセージ。すぐに来た返信には「やめて」の一言。

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