俳句・短歌 詩 記憶 大切なもの 2026.02.20 年月を重ねるにつれて海馬の力が弱ってくる…あなたの顔や目の動き、若い時と3年前の声のちがい 海馬によって 【第1回】 Akiko Smith 記憶の糸をたぐり寄せながら、今日という日をそっと抱きしめる この記事の連載一覧 忘れたくない記憶も、忘れてしまいそうな記憶も、どちらも今をつくる大切なかけら。心の奥でそっと息づく想いを綴った詩72編。※本記事は、Akiko Smith氏の書籍『海馬によって』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 海馬によって 未練 海馬に集められた 数々の記憶 長期にわたるものと 短期のものと判断されるそうな 未練というもの 長期の海馬の記憶 捨てられないで 残存し続ける
エッセイ 『プレナイト[人気連載ピックアップ]』 【第6回】 天乃 神龕 集中治療室には、変わり果てた夫の姿があった。声をかける私に、肩を揺らして笑ってみせた夫。その笑顔に胸が張り裂けそうになり… 【前回記事を読む】仕事から帰らない夫。携帯には、知らない番号からの何十件もの通知…胸騒ぎがする中折り返すと、その相手はまさかの…ともに永遠に道中では、ドクターヘリの搬送の時点でなんとなくもう元の体には戻らないことくらいは理解していた。低酸素血症なのか高次脳機能障害なのか……。人工心肺でも付けているのか、もしくは蘇生中なのか。まだ小学2年の長男と年長の次男になんと説明したらいいんだろうか。まだ歩け…
小説 『浜椿の咲く町[注目連載ピックアップ]』 【第20回】 行久 彬 客たちはこの若くて美しいホステスに興味津々だった。だがママは、客が彼女の話を聞こうとすると割って入り… 【前回の記事を読む】午前2時、女の叫び声で目が覚めた。その声は観光客風の女を泊めた隣室からで、悲鳴混じりに何か言っていて…しかし、五日目の昼を幾分過ぎた頃だった。階下の喫茶店に奈美が降りて来た。「大丈夫? 寝ていていいのよ」「有難うございます。何もすることがなく申し訳無く思っています。私にできるのならお店を手伝わせて下さい」「いいのよ、そんな積りで貴方をここへ連れて来たわけじゃないから。ゆっくり…