次に、共同体感覚とライフタスクの関係を見てみます。アドラーは、「これらの問題は、われわれが他者に関心を持っている時だけ、解決できるのである。」(『人生の意味の心理学』(下))と述べています。

これらの問題とは、ライフタスクですので、共同体感覚があるときだけ、ライフタスクは解決します(図2)。

アドラー心理学の基本的な五つの考え方の関係性を示した図に、ライフスタイルと共同体感覚を入れて全体を俯瞰して図解すると図3のようになります。

 

共同体感覚は、理想的なゴールである

アドラーは、

「「共同体」はさしあたって自分が属する家族、学校、職場、社会、国家、人類というすべてであり、過去・現在・未来のすべての人類、さらに生きているものも生きていないものも含めた宇宙の全体を指している。」(『アドラーを読む』)、

さらに共同体感覚は、「全人類の理想的な共同体、進化の最後の完成を意味する目標でなければならない。」(『生きる意味を求めて』)と述べています(図4)。

 

アドラーの究極目標は、完全であることがわかります。

最後に、アドラー心理学について勇気づけと共同体感覚(両輪)を軸に体系的に図解して序章のまとめとします(図5)。

 

 


(*2)視点を変えることをリフレーミングと言います

次回更新は2月22日(日)、8時の予定です。

 

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