【前回記事を読む】「踊る」とは、宇宙の原初的な震え、流れ、渦巻き、波動と私たちの身体がつながること!?
はじめに――踊るとは何か?
本書の目的――「型と形」を探ること、踊ることの本質と意味の探求
本書では、「型と形」を手がかりにしながら、踊りを探究していきます。
けれども本当に辿り着こうとしているのは、私たちはなぜ踊るのか、そして、踊ることにはどんな意味があるのかという問いです。
「型」とは何でしょうか? 「形」とは何でしょうか?
そして、それらがどのように組み合わさることで、踊りという表現が生まれるのでしょうか?
さらに問いを広げれば、私たちの身体そのものが、宇宙や生命の律動をどのように記憶し、再現しているのか。その記憶に触れるために、踊ることが必要なのかもしれない――そんな想像が、この探究の背景にあります。
あなたがこの本を読み進めることで、踊りの動きの奥深さや、踊り手の身体運動が生み出す可能性について、新たな視点を得ることができれば、これほど嬉しいことはありません。
では、一緒に、「踊ること」について、そして「動き」そのものについて考えていきましょう。
本書では、「踊ること」を人間の身体による運動に焦点を絞りながら、身体が空間に生み出す動きや形を手がかりに、その本質を探っていきます。