【前回記事を読む】「LEDは電気代が安くて、良いことばかり。」そう思っていませんか? アレルギーの専門医が語る、思わぬ“欠点”とは……

自然とつながる健康アイテム
その1 日光

美容の大敵と見なされる「日光」は生体リズムを正常にし老化や病気の予防にも貢献する“理想的な光源”です

「はじめに」でお話しした胡蝶蘭のつぼみのように、日光は健康を保持する観点から非常に重要な要素です。日光とのコネクトを断ち切ってはいけません。

日光には、特定の疾患(例えば、高血圧や心血管疾患)の予防や治療に役立つ、または人の健康保持に役立つ効果を示すさまざまなメカニズムがあることを、観察研究が示唆しています。

太陽光は、すべての波長を含む「理想的な光源」 であり、質が非常に高い光です。希望すれば、対価0円で、必要な分だけ浴びることができます。

日光を避けることは「喫煙と同程度の死亡の危険因子となる」との報告があります。この章では、日光が健康に及ぼすプラスの効果について紹介します。なお、日光と関連の深いビタミンDについては、第2章で解説します。

LEDの光とは

LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)は、電気を流すことで光を発する半導体素子です。従来の白熱電球や蛍光灯と比べて、エネルギー効率が高く、寿命が長いことが特徴です。

1990年代に中村らにより青色LEDが開発され、2000年代には白色LEDが普及しました。消費電力が少なく、発熱も少ないという特徴があり、省エネ性能に優れています。

日本では、一般照明用蛍光ランプの製造および輸出入を2027 年末までに段階的に廃止することが決定されました。これに伴い、国内の主要メーカーも一般照明用蛍光ランプの生産を終了する計画を発表しています。

蛍光灯の発する波長のスペクトルは、特定の波長にピークがありますが比較的広範囲です。これに対し、白色LEDは、一般的に青色LED(約450nm)+黄色蛍光体を組み合わせて白色を作り出しています(表1)。

写真を拡大 表1 太陽光と白色LEDの比較