2の「精神力不足」とは、実力はあるのですが試験になるとなぜかパニックになってしまい力が出せないパターンです。
「試験の数日前からおなかを壊してしまった」「試験会場で緊張して手が震えて集中できなかった」「ケアレスミスをしてしまって、あとで見直すとなぜこんなことをしたかわからない」等がこの例です。
この場合は、カウンセラーも交えて少しずつ状況を改善していきます。メンタルのトレーニング、自己暗示、イメージトレーニングなどを通して「意識して自分を落ち着かせる方法」「確実にリラックスできる方法」などを習得します。
また、自己肯定感を上げて自信を持つことも必要です。割と時間がかかるパターンが多いのですが1年間かけて少しずつ克服していきます。
3の「過信」は実は一番厄介です。多浪生に多く見られます。簡単に言うと間違えた問題について理由を聞くと「自分的には……と思ったのですが」と答える生徒です。
すでに学習をしてある単元などについて、もう十分にやり込んでいたり自分のやり方が確立していると思い込んでいるパターンです。実際に大きな問題を抱えているわけではなく、ケアレスミスで失敗していることもありますが、たいていはもっと根が深いです。
授業で講師に教わったやり方を無視して「自分はこのやり方しかできないので」と自己流にこだわって、それに固執してしまうのです。すると、そのやり方では対応できない問題はもとより、我流を貫こうとすることで時間が無駄にかかり問題にうまく対応できなくなります。
さらにこの態度が行き過ぎると「これは問題がおかしい」ということを言い出します。自分が「問題の妥当性を評価する立場ではなく、単なる受験生である」という本質を見失ってしまっているのです。
素直になって新しいことを貪欲に吸収して、その上で自分で情報を整理して取捨選択することが必要です。
次回更新は1月24日(土)、8時の予定です。
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