第2章 自閉症児との暮らしの中で

第2章では、自閉症児2人との暮らしの中で巻き起こっていたことを、私がこれまで発信してきたX(旧Twitter)での文章を交えながらお伝えします。当時Xは140文字の文字制限があり、簡潔でストレートな事情を周囲に届けることができました。

私は、それらの利便性を活用し、『知ってもらいたい』と思いながら発信を重ねてきました。約2年の歳月をかけ、思いのほか多くの方にツイートが届いたように思います。

一方で、説明が少ない分、伝えきれない部分があったり、思いもしない方向に想像されたりすることもありました。

本章以降では、140文字では伝わり切らなかったメッセージに解説を添えながら、我が家の自閉症育児をお伝えします。

◆我が子たちの発達特性について

発達障害のある子どもたちには、たくさんの特性がありますが、幼い頃の我が子たちの目立った特性は以下がありました。

①偏食

食べられるものや食べ方に強いこだわりを持ち、特定の食品以外を受け付けないことがありました。特定の食材や食感以外は拒否するため、親として悩んでいました。

②睡眠障害

寝つきが悪かったり、夜中に何度も目を覚ましたりすることが多くありました。娘の場合、毎晩のように夜更けまで寝付けず、その間も目を離せないため、家族全体の生活リズムにも大きく影響が出ました。

③パニック

環境の変化や予想外の出来事に直面すると強い不安を感じ、大きな声を出したり、泣いたりしてしまうことが多々ありました。我が子の場合、ささいな刺激でも予測できない反応が現れ、そのたびに対応に追われていました。

④多動

じっとしていることが難しく、常に動き回っているような状態が続きます。我が子は興味を引かれるものを見つけるとその方向へ突進してしまい、外出時には特に注意が必要でした。

⑤意思伝達

言葉での表現が難しいため、気持ちや要求がうまく伝えられず、家族の中でもすれ違いが起こることがあります。我が子は、言葉の代わりに表情や行動で気持ちを伝えようとしますが、それを理解するには親としての観察力と忍耐が求められます。

上記5つの特性について詳しくお伝えしていきます。

 

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