【前回の記事を読む】妻に2週間も触っていない。太ももを触りたいし、キスをしたい。少しはいいかな、と寝ている彼女のスカートを上げて…
クリスマスに向けて、香子のゴリゴリ肩こり
「そう言えば来月、クリスマスパーティ―したい。恋人連れてくるから」
丈哉さん、コーヒーを吹きこぼしている。
はぁ~ん。
「お前、恋人がいるのか!」
「そりゃぁ、いるよ。結婚したい人が出来た。親にはこれから話す」
丈哉さん、びっくり顔。
「香おば、いいでしょう?」
「ええ、ええ、もちろん。楽しみね」
わぁ~、楽しみ。たしか幸也さんと香ちゃんもクリスマスパーティーで……。同じね。
「圭にぃ、どんな人。誰か女優に似ている?」
「どうやって知り合ったの?」
ジョー君、根掘り葉掘り。
ウフフフ。丈哉さん、無口……。
えっ! 涙!
「圭、良かったな。僕は嬉しいよ。ありがとう」と涙を拭いている。
「じいさんになるとすぐ、涙が出るんだな。アハハハハ」
「バカヤロー。とても嬉しいんだ」
圭君の頭をぐちゃぐちゃに。
それから毎日、掃除したり、料理本を買って懸命に読んだ。
夜遅く、幸也さんから電話。
「ジョーから聞いたんだけど、クリスマス会するって。圭君が恋人連れてくるって。僕も参加しないといけないだろう? 香りと参加ね」
「おおー、分かった。待っているよ」
「手伝いしに早めに行くよ」
「助かるよ」
香子に伝えたら、大喜び。
丈哉さんは、ポインセチア五鉢、クリスマスツリー、可愛いクリスマス飾りを買った。
二人で買い物に何度も出かけた。
ワクワク、ドキドキ楽しい。子供みたいに二人ではしゃいでる。
料理も決まって、買い物の準備、丈哉さんに圭君から電話。
「どうした?」
「クリスマス会に親父、お袋、爺ちゃん、ばあちゃん、参加したいって、いいかな」
「もちろんいいよ! 楽しみだ。待っているから」
「香子、クリスマス会に社長夫婦、会長ご夫婦も参加するそうだ」
「ええー本当! 嬉しい。久しぶりに会えますね」
すごい人数だ。
料理追加。柔らかい料理。会長はお魚が大好きだから、う~ん、あれにしようかな。
楽しい悩みだ。何かと忙しくしていて、あっという間に明日になった。