ま、街の人が、「街路樹の落ち葉を何とか有効利用できないか……」と、考えるのとは、うちらはちょいと違ってて、山の中に落ちる、落ち葉がやがて腐って、土になったのが、「黒土(くろつち)」なんで、わざわざ、拾い集めて、堆肥にしなくても、そこらの黒土が、「堆肥」であるのだがね。

ま、いろんなこと、やってみるのはいいことだ。木で枠を作り、落ち葉と、種かすを混ぜた土を交互に層に入れていき、踏み固める。水を被せ、また落ち葉、を繰り返すんだね。

夏を越えた頃、出来上がるのかな? よくわからんが、自然のもんであることは、間違いないから、悪いこっちゃないよね。

 

でも、2週間ほど経って、追加の葉っぱを入れようとしたらね、前ページの左の写真のようになってた。

麴菌みたいな白い……カビか何かがびっしりだ。幸先いいのかな。で、全体をブルーシートで被うんだね

シナット君は、これを二つ目もこしらえてくれたよ。

さて、友人がかつてやってた、「完熟堆肥」なるもんが……できるのかねえ。完熟堆肥ってのは、発酵と分解で作った、栄養豊富な肥料のこと。アタシは、なるべく進みを早めようと、EM菌を入れたりしたよ。

追伸、「おい、このままほっとけば、ええんか?」って、下の娘に昨日聞いたら、「あのなぁ、2か月目に、いっぺん、ひっくり返してな、そのあとは1週間ごとに、混ぜやなあかんらしいわ」とか、言いやがったぞ。

「オマエ、こんだけのもん、1週間ごとに混ぜれるかよ」って、あきれたら、「……ほんでに、えっらいおっきな枠が来てしもたなぁ……と、思とったんやわ」とか、笑ってやがった。さて、どうなるやら……