「Bessyが気に入ってくれたか。良かったなMarlon。Lisaがいてくれて」

そう言って僕の頭を優しく撫でてくれた。僕は嬉しくて足をバタバタとさせて頷いた。そこへクッキーを運んできた祖母がソファーに座るLisaの後ろに立って、

「Lisaの作るツルは本当に美しくて今にも飛んで行きそうだもの。Bessyもきっと大喜びだったのよね」

と嬉しそうに話し掛けた。するとLisaが意味ありげに微笑んでから僕に言った。

「BessyはきっとMarlonのことを好きになってくれたわ」

僕は学校での出来事を思い出して興奮していた。

「ありがとうLisa。BessyにはLisaからのプレゼントだって、僕はちゃんと言ったよ。こうやって羽を広げるんだよって、教えてもらった通りにやったらBessyの大きな目が、もっと大きくなったんだ! それからサムライの帽子も先生が被ったりして、僕は学校でヒーローになったんだよ! それから僕は学校中の人、皆にLisaを自慢したんだ!」

それを聞いたLisaは嬉しそうにして僕を優しく抱き寄せて、「Marlon、私はあなたのことが大好きよ。ありがとう」と言ってくれた。さらにLisaは隣に座る祖父に向かって、

「ねぇBill、Marlonは確実にあなたの孫だわ。こんな私を自慢してくれるんだもの。私は今最高に幸せだわ」

そう言って祖父の目を見つめて微笑んだ。足が悪く、あまり外出することのない祖父。一日のほとんどを、大きな出窓から明るい日の光が差し込むこのリビングで過ごしている。

 

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