本来の副交感神経と交感神経はシーソーのように、相互に強くなったり弱くなったりする関係を持続させているのですが、ここに月経周期の大きなうねりが加わることで、自律神経やストレスの反応に少なからず男性との違いが生まれています。

女性はある程度ストレスに感じるような環境や対人関係の変化に男性よりも順応可能です。家事・育児に新たな仕事が加わっても比較的淡々と対応することができます。突然、見知らぬ女性同士が同席したとしても、会った瞬間から年来の友人のように会話がはずみますが、男性同士なら何時間たっても無言のままかもしれません。

ただ、心身の何らかの強い変化に直面すると、自律神経のバランスが崩れやすく、ストレスを引き起こしやすい傾向があります。苛立ちや不信感に加えて、男性以上にうつ症状が出やすく、無関心や無気力に陥りやすいのです。当然ながらこちらもパートナーとのコミュニケーションやセックスの機会が失われてしまいます