アタシの1年
本にしましたが、これは小説のように、何かの結末に向かって進んでゆくストーリーではありません。ドラマチックな、感動的な結末などあるはずもなく、「こんな1年を繰り返して生きています」です。
「まわる」って言葉がアタシャ好きでして、瞬間の喜びより、毎年、毎年同じようにまわる中の、ささやかな喜びの循環を伝えられたらなって、願います。私の1年、その1年をもう、この本が出る頃にゃ、68回も繰り返しております。
1年のまわりは、季節と共にまわります。百姓である私は、畑での作業と共に進んでいき、種を蒔き、苗を植え、収穫し、草を取り、耕し、の繰り返しです。
ですから、申し訳ありません、美しい表現もできず、田舎のおっさんが、その度、その度、笑ったり、悲しんだり、苦しんだり、いろんなことを思ったことを、それも、この三重県の片田舎の言葉を使って書いています。
この地域(三重県の最北端)は、冬の天気は「滋賀県北部」の天気予報が当たります。そう、雪が降ります。百姓のまわりは、1月は休業で、2月頃から草取りが始まり、3月になると、ジャガイモの植え付け、イチゴのビニールの覆いに始まり、お茶の肥料がきて、4月はイチゴの収穫、これはつまり、おサルとの闘いの日々となり、連休頃から、夏野菜の植え付けです。
連休明けにゃ、お茶です。無農薬の、オイラの婆ちゃんの畑のお茶は、なぜか、ちょいと美味しく感じるのです。7月には、サツマイモの植え付けです。
 
       
               
               
               
             
             
             
       
       
    
    
    
    
    
   