プライドのマイナス面
もう少し、プライドが高く見える人の話をします。
プライドが高い人は、プライドが傷つけられれば怒る、と思いませんか?
プライドが高い訳ですから、当然そうだと考えますよね。しかし、先ほどの話からいくと、実はプライドを傷つけられることよりは、『人からの評価』が下がることを恐れている表れではないでしょうか。
そう考えると、プライドが高いのではなくて、自信や矜持がないことが露見することに我慢ができず、防御本能として怒るのではないかと思います。
このような人を見て、短絡的にプライドを捨てればいいのになぁ、と思ってしまいがちですが、実はプライドを捨てることよりも、もっと自分を磨いて自信を持つことのほうが大切であることが分かります。
自信や矜持があればプライドに傷はつきません。ひょっとすると、プライドが傷ついても、気にならないのかもしれないですね。自信や矜持がない人は、結局自分自身(自分の価値観)が中心になり、そのエゴを通す行動に出てしまうのではないでしょうか。
その結果、人の評価を常に受け続けなければならず、ちょっとした批判や出来事で傷ついてしまい、怒ったり、高圧的な態度に出たりして相手をコントロールしようとすることが多いように思います。そして、本人はそれに気がつかないのです。それはただの自己満足、自分の承認欲求をただただ満たす行動だと思います。
しかし、そんな防御本能丸だしの行動で得られる効果は一時的なものにしかなりません。またすぐに『プライドが傷つけられる不安』が頭を持ち上げてくるのです。