エッセイ 『心に咲いた向日葵』 【第2回】 丸山 珠輝 全盲の娘に向かって母は「目の前にあるとが分からんかね」「役に立ちゃあせん」その言葉に深く傷ついた。だが娘は… 【前回の記事を読む】父と母はいとこ同士だった。そして生まれた私には、両眼の眼球がなかった。そんな私のことを、親族や両親は「珠輝ちゃん、あんたは目が見えんとやから人にいらんことは言いなさんな。たいがい人の手をとりようとばい。いつもありがとうございます、ごめんなさいを忘れたらいかんよ」またあるときは、「珠輝ちゃん。あんたは昔、お姫さんやったとばい。あんたがあんまり意地が悪かったけん、めくらで生まれた…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第15回】 武 きき 一千万円あった借金が一日で全額返済!? 私のファンという人物が次々と現れ支払ってくれる展開に…! 【前回の記事を読む】彼と一緒にお風呂に入って、そしていつもよりも早く寝室へ。それはそれは、いつもとはまた違う愛し方をしてくれて…丈哉さんの会社。山田さん、「高木さん、専務の奥様から、おやつの差し入れです。社長、副社長の分もありますので、ご連絡してくださいね」「嬉しい! 楽しみだ。山田さん、社長秘書たちに、連絡しますね」仕事を片付けて、おやつの楽しみの時間が来た。「高木君、おやつとお茶をお願い」「…