ACと自覚する人々は、子供時代に心に傷を受け、ようやく生き延びて成人した人たちです。
喪失を体験し心の奥底に「認められたい欲求」を秘めて、自分の一部分を犠牲にせざるを得なくて、子供であったことがない人々です。
体験や感情を意識の中に埋め込み、思い出せないような心の働きがあり、潜在意識が働き、防衛し確認し、生き延びられるようにします。
原因のわからない痛みに常に苛まれ、それを否認し自分を過小評価し、機能不全の行動にはまり込み常に抑圧された生活です。
主要な特徴的問題は、
①自分自身が依存症へ、依存症や他の嗜癖行動の人と結婚(共依存)し、「過食・拒食・賭博・浪費・働き過ぎ・のめり込み・愛し過ぎ」という不合理な脅迫的行動を何度も繰り返します。
②完全主義的、批判的で、考えや行動全てが硬直化し、家族全員に柔軟性がなく、人間関係の中で本来できないコントロールをし、「一見よい子」であり、「全てか無、白か黒」で中間がない。
③情緒障害・不信感・オドオドし混乱し自責に陥り、怒りや恐怖を過敏に感じ、生理学的心理学的な脆弱性(ぜいじゃくせい)を身につけ、大人時代に持ち込み終生を縛る。
以上、感じたことを抜き書きした私のメモを参考に記しました。
また、何か上手くいかないことに気づいて「自己受容」すること。カミングアウトしていくことと、この本では述べているように思います。
さあ、私の語る伝えたい事実(できごと)の真実(こころ)を、記憶の風呂敷の結び目を解き、その中から拾い出してみます。これから書き記すことは子供たちにとっては辛い事実だと思います。
「私が、自分の心をなくしていく過程」を知ってほしいのです。その事実の上に今の私があるのですから。
では、辛く苦しい出来事(事実)の幾つかを語ることにしましょう。